OBD-IIの研究

2002年7月21日

  概要

   人とコンピューターのインターフェースを研究している。車とのコミュニケーションを探っていて

   OBDに辿り着いた。現在までの調査内容を記述する。これ以上、理解している方は

   教えて頂きたい。


  OBDとは、なにか。

   アメリカ合衆国、カリフォルニア州は、高い人口密度と膨大な交通量のために、1980年代初頭に

   厳しい大気汚染にさらされました。地方の政治家は、この問題を当時最も納得のゆく、厳しい車両

   技術規定を議会で通過させる機運として受けとめました。これにより、排ガスシステムに関するメーカ

   ーへの技術的な要求が高まりました。

   最初のOBDシステム(OBD-I)は、1988年に導入されました。このシステムの主要なステップは、排

   出ガスに影響するすべての電気構成部品を、車両の電子装置でモニターすることでした。ドライバー

   には、故障時に視覚信号(エンジンテルテール)によって通知されるようになりました。

   OBD-IIは、1996年1月からアメリカ合衆国で適用されています。OBD-Iと比較した場合の排ガスモニ

   ターの改善点は、主に追加された、電子構成部品を含めて、全ての排ガスに関連するシステムとプロセ

   スがモニターされるようになったということです。

   欧州の車両排ガス規制のおける最初の意思表明は、1970年に発表され初期規制として導入されまし

   た。このガイドラインは、徐々に追加されて厳格なものになってきました。1998年には、初めての排ガス

   モニターシステムが定められました。このシステムは、アメリカ合衆国での実績に基ずくOBDを組み入れ

   たものです。2000年には、これらのシステムは欧州で新たに認証を受ける2,500Kgまでの全ての乗用

   車に必須となります。2001年に他の車両クラス全車種に波及されます。

   OBDの変遷

    1988年 アメリカ合衆国内、OBD-Iが導入。

         1、車両には自己管理できる電子システムを装着する。

         2、排ガス関連の故障は、ダッシュボードに装着された、フォルトランプに表示。

         3、故障はコントロールユニットのフォルトメモリーに記録され、オンボード診断装置を使って

           読み取りが可能。

    1991年 欧州のメーカーはISO9141-2(米国OBD-II)を作った。

          OBD-IIに適合したコントロールユニットは、SAE(米国自動車技術者協会)、ISO(国際

          標準化機構)の両規格に適合。

          1、フォルトランプの点滅機能。

          2、不具合だけでなく排気量に関連する機能またはコンポーネントの監視機能。

          3、故障のほかに運転状態をフリーズフレームに保存する機能。

          4、フォルトメモリーに保存された内容を点滅コードの代わりに診断テスト装置(スキャンツール)

            を使って読み出し可能。

    1994年 OBD-II   1996/1/1以降は米国全てのガソリン車に適合。

    1996年 ディーゼル車に適合

  スキャンツールとは、なにか。

     運転席前の診断コネクタに接続したツールにより、次の機能を実現する。

     1、リアルタイム、データモニタリング

     2、リアルタイム、故障診断

     3、リアルタイム、故障診断消去

     4、メモリー関連作業

     5、データロギング

     6、アクティブテスト

     7、エミッション調整

     8、マップトレース

  対象車種

     AUDI,BMW,FORD,JUGUER,MERCDES-BENZ,PORSHE,VOLKSWAGEN,VOLVP,SAAB

     ACURA,HONDA,HYUNDAI,INFINITI,ISUZU,LEXUS,MAZDA,MITSUBISHI,NISSAN,SUBARU

     SUZUKI,TOYOTA

  コネクターの場所

     http://www.obd-2.com/dlc.htmlが使用できます。

  コネクターの形状

     SAE規格 J1962コネクター 16PINメス

       pin16--バッテリー電源

       pin5--シグナル、グランド

       pin7--K−line

       pin15--L−line

  コンバーターの回路--調査中。

       

    半二重、データ8ビット、1ストップビット、RS-232Cにコンバートできるらしい。

  プロトコル--調査中。

    ISO9141らしい。

  ネゴシエーション--調査中。

    1、マスターが55hを送出(その前は13bitTIME0を送出)

    2、スレーブは、立ち上がりエッジが4回分入力されるまでの時間を計測し、8で割ってボーレートを算出。

  日本の状況--調査中。

    新型車には、運転席のステアリングコラム周辺にむき出しのコネクタが必ず装着されている。

    コネクタはまさしくOBDIIで定められたものと同じ形状をしているが、OBDIIと通信できる可能性は

    少ないようだ。まだ、標準化されていないようだ。今後調査する。

  今後の可能性

    走行中の馬力、トルク表示

    ギア比、圧縮比、バルブタイミングの計算

    燃費アップモニター

    盗難防止

    MAPデータ変更