ガンについて調べたこと。

2002年6月24日

  概要

    今、がんで亡くなる人は年間で30万人、そして日本人の二人に一人はがんになっている。

    そもそも、がんになる人がこれだけ増えたのは、日本人が長生きするようになったためだそうです。

    現に百歳を超えるまで生きるとたいていの人には、がんはあるといわれます。

    なるべく遅くなるために、がんについて知りましょう。


   がんは細胞の病気です。自分の体の一部、わずか一個の細胞から始まったものです。

   他の人にも感染せず、自分の免疫監視にもひっかからない。遺伝子異常が起こって

   無秩序に増殖をつづける細胞です。

  がん細胞の七つの特殊能力

   1、外からの指令がなくとも勝手に増え続ける。

      正常な細胞内には増殖すべきときにだけ細胞内に増殖ホルモンが伝達されるようなシステムが

      存在します。がん化した細胞は、自分で勝手にホルモンをつくったり、指令もないのに分裂を

      すすめてしまいます。

   2、「増殖をとめよ」という命令があっても無視する。

      皮膚の傷を治すときなどは、皮膚細胞が活発かに分裂して増えます。しかし、傷が治ると自然

      に止まります。これは、細胞表面にあるアンテナが、つねに周囲の環境をモニターし、適切な

      フィードバック信号を細胞内に送っているからです。細胞が必要以上に増えないようにする調整

      システムが、壊れています。

   3、死ぬべきときに死なない。

      生物が一個の受精卵から生まれ育つときには、遺伝子に書き込まれた設計図に基づいて不要な

      細胞は計画的に「自殺」していきます。この現象を「アポトーシス」といいます。ところが、がん細胞は

      この自殺システムも壊われています。

   4、とめどなく増殖する。

      細胞には寿命があります。それは分裂の回数によって決まります。そのカウンターの役割をするのが

      「テロメア」という染色体の端の部分です。がん細胞のテロメアはゼロの位置にあり、老化しない。

   5、自分の組織内部に血管を呼び込む。

      いかに不死身のがん細胞でも、生きていくためには大量の栄養と酸素を必要とします。体内でそれら

      を運ぶのは血管です。がん細胞は、新たな血管を自分の組織内に呼び込むといった技をもっています。

   6、飛び火する。

      もっとも、やっかいな性質の一つか「浸潤、転移」することです。からだの組織はその秩序を維持する

      ためにコラーゲンを主成分とする「細胞外マトリックス」で守られています。正常な細胞には自分のポジ

      ションを感知するアンテナが働いていますが、がん化されるとそれが認識できず、ふらふらと組織外に

      さまよいでるものと思われます。がん細胞は血管やリンパ管にはいっていきます。

   7、遺伝子の突然変異をおこしやすい。

      細胞内には遺伝子の間違いを見張ったり修復したりするシステムが備わっています。こうしたシステム

      自体も遺伝子で書かれているが、突然変異で壊される可能性もある。この「遺伝子の見張り番の

      不在」が根本的原因か。

  がんの一生

    がんは発生した後、分裂を繰り返して、その数を増し、増大していきます。がん細胞一個の大きさは約

    十ミクロンですが、千個になると百ミクロンの大きさになり、百万個になると1ミリに達します。さらに分裂を

    繰り返し、その数が十億個になると、大きさは一センチになります。ここまで大きくなって、ようやく我々にも

    見えますが、症状が出ることは稀です。十センチに達した頃、がん患者は末期状態に陥ることとなります。


  がんになりやすい人

   1、年をとっている人、男性

   2、ヘビースモーカーあるいはその同居人

   3、かたよった、もしくは望ましくない食生活の人

   4、感染症による慢性炎症をもっている人

   5、がんの遺伝的素因がある人

  がんの予防

   一次予防--がんになららいように。

    食生活を中心に望ましい生活習慣を実践する。

   二次予防--早期発見、早期治療。

    定期検診、人間ドック、特定のがん検診を受ける。

   三次予防--転移をふせぐ。

    抗がん作用の高い化学物質の摂取など。


  遺伝子レベルのがん予防

   1、DNA中の遺伝子が損傷を受けて、がん遺伝子として活性化しないよう、DNAを守る。

   2、損傷遺伝子を持つ異常細胞に替わる、正常細胞の新生を促進する。

   3、誰の体にも備わっている免疫力を高め、これによって確実にがん細胞を排除できるようにする。

   4、がんの栄養素となる、体内でデノボ合成される核酸の比率を下げるために、食品として積極的に

    核酸を摂取し(サルベージ合成)、これによってがん細胞を兵糧責めにする。

    核酸食品 1.白子、特にさけ 2、ビール酵母 3、のり、ハマグリ、カキ 4、大豆製品-納豆、豆腐